今朝は比較的暖かだった
肌の説明において、「皮脂と汗がまざったもの」が、
しっとりさせているものであるとされている。
しかし、それではもう一つ足りていない。
それは皮膚常在菌の産生物である。
皮膚の表面は、弱酸性に保たれているという。
なぜ、弱酸性に保たれているのか。
それは、常に常在菌が生きて活動しているからである。
もし、皮脂と汗だけであったなら、
皮膚の表面はもっと酸化されていてもおかしくないはずだ。
皮膚常在菌は、人間の皮脂を栄養分として生き、
その産生物によって、宿主である人間の皮膚バリアとして貢献してくれている。
なので、皮膚常在菌に異常が起きた時が、
すなわち人間の皮膚バリアの異常となってしまうのである。
付け足し
弱酸性をうたう石けんなどが売られているが、
原因と結果を取り違えている。
健康な肌だから、弱酸性になっているのであって、
トラブルが起きている肌に弱酸性の洗浄剤を使ったからといって、
それが異常を解決するわけではない。